Steel

今回の比較では、オープンソースでセルフホストできるブラウザー基盤として分かりやすい選択肢です。ブラウザーセッションの提供に重点を置き、特定のエージェント推論ループを強制しません。

公式サイト

情報確認日: 2026年8月30日 ·出典を見る

ツール情報

種類
開発ワークフロー
対応プラットフォーム
Cloud, Web API, Python, TypeScript, MCP-compatible agents
無料プラン
対応
オープンソース
対応
独自の API キーを使用
対応
ローカルモデル
非対応
Steel

概要

適した用途

  • セルフホストや移行しやすいブラウザーAPIを必要とするチーム。
  • ブラウザー基盤とエージェントのロジックを分けたい開発者。
  • オープンソースを保ちつつ、クラウドの利便性も使いたいプロジェクト。

強み

  • オープンソースでセルフホスト可能なブラウザー基盤です。
  • ブラウザーランタイムをエージェントフレームワークから分離できます。
  • SDK、CDP、CLI、コンピューター操作と幅広く連携できます。
  • ローカルでのテスト後に、マネージドクラウドへ移行できます。

制約とトレードオフ

  • コードを書かずに使える、完成されたホスト型の自然言語エージェントを求めるユーザー。
  • Chromeが不要な小規模の処理。
  • インフラを運用せず、Steel Cloudも利用したくないチーム。
  • セルフホストでは、拡張、パッチ適用、セキュリティ、ボット対策への対応を自分たちで担います。
  • 高度な検出回避と24時間のセッションは、企業向け機能です。
  • Scaleでは利用料に加えて、比較的高額な月額プラットフォーム料金がかかります。
  • ブラウザーAPIだけでなく、エージェントや決まった手順の自動化処理を用意する必要があります。

使い始める

料金と利用上限

無料プランあり

Self-hostedOpen source

Apache-2.0のSteel Browser。計算リソース、ストレージ、プロキシ、運用の費用は自己負担です。

Launch$0/month + usage

初回のみ$30分のクレジット、ブラウザー10台、稼働料金$0.10/時間、7日間の保持。

Scale$250/month + usage

毎月$100分のクレジット、ブラウザー100台、$0.08/時間、SSO、BAA、14日間の保持。

EnterpriseCustom + usage

1,000台以上のブラウザー、最長24時間のセッション、予約プール、検出回避、SLA。

料金確認日: 2026年8月30日 · 利用上限、モデルの料金、サブスクリプションは別々に請求される場合があります。

機能と詳細

オープンなブラウザーAPI

  • Apache-2.0のセルフホスト用ランタイム
  • マネージドのSteel Cloud
  • Node.js、Python、Rust、Go向けSDK
  • REST APIとエージェント向けCLI

セッションとID

  • CDP経由でPlaywright、Puppeteer、Seleniumを利用
  • 永続プロファイルと認証情報の注入
  • 拡張機能とファイル処理
  • 企業向けセッションは最長24時間

運用管理

  • プロキシ、フィンガープリント、CAPTCHAの解決
  • ライブ表示とセッションのリプレイ
  • スクレイピング、スクリーンショット、PDF用ツール
  • エージェントの可観測性機能と予約プール

Steelレビュー(2026年)

Steelは、AIエージェントやアプリ向けのオープンソースブラウザーAPIです。マネージドクラウドとセルフホストを選べ、CDPセッション、プロファイル、認証情報、プロキシ、CAPTCHAの解決、ブラウザーツール、リプレイ、可観測性機能を提供します。

Steel公式サイトのスクリーンショット

Steel公式サイト。2026年8月30日撮影。

Steelとは

Steelは、Chromeの運用に必要な機能をAPIとしてまとめています。セッションのライフサイクル、Playwright・Puppeteer・Seleniumとの接続、プロファイル、認証情報、プロキシ、フィンガープリント、CAPTCHAの解決、拡張機能、ファイル、ライブ表示、リプレイを扱えます。スクレイピング、スクリーンショット、PDFの高速処理ツールも備えています。Steel Cloudを使うほか、Apache-2.0のSteel Browserを自社環境で動かすことも可能です。

今回の比較では、オープンソースでセルフホストできるブラウザー基盤として分かりやすい選択肢です。ブラウザーセッションの提供に重点を置き、特定のエージェント推論ループを強制しません。

Steelの仕組み

基本構成はシンプルです。アプリケーションやコーディングエージェントがブラウザ環境を要求し、対応するSDKやプロトコルで接続してタスクを実行し、セッションを解放します。本番向けの機能が、その周辺の状態管理、認証、ネットワーク、録画、デバッグを担います。選定で重要なのはChromeを起動できるかだけではなく、エージェントの仕組みのうち、どの部分を自分たちで管理する必要があるかです。

主な機能

オープンなブラウザーAPI

  • Apache-2.0のセルフホスト用ランタイム
  • マネージドのSteel Cloud
  • Node.js、Python、Rust、Go向けSDK
  • REST APIとエージェント向けCLI

セッションとID

  • CDP経由でPlaywright、Puppeteer、Seleniumを利用
  • 永続プロファイルと認証情報の注入
  • 拡張機能とファイル処理
  • 企業向けセッションは最長24時間

運用管理

  • プロキシ、フィンガープリント、CAPTCHAの解決
  • ライブ表示とセッションのリプレイ
  • スクレイピング、スクリーンショット、PDF用ツール
  • エージェントの可観測性機能と予約プール

料金

Steel Launchはプラットフォーム料金がなく、初回のみ$30分のクレジットが含まれます。ブラウザーは$0.10/時間、プロキシ通信は$10/GB、CAPTCHAの解決は1,000回あたり$3です。Scaleは月額$250に利用料が加わり、毎月$100分のクレジットを提供します。ブラウザーは$0.08/時間、プロキシは$6/GB、CAPTCHAは1,000回あたり$1に下がります。セルフホストの費用は、自分で用意するインフラによって異なります。

ブラウザエージェントの費用はワークロードに左右されます。最安の月額プランだけで比べず、ブラウザの稼働時間、平均的なメモリ構成、最大同時実行数、プロキシ帯域、CAPTCHA処理量、モデルのトークン数、エージェントの実行ステップ数、録画量と保持期間を見積もってください。以下の料金と制限は2026-08-30時点の公式資料で確認しています。

向いている用途

  • セルフホストや移行しやすいブラウザーAPIを必要とするチーム。
  • ブラウザー基盤とエージェントのロジックを分けたい開発者。
  • オープンソースを保ちつつ、クラウドの利便性も使いたいプロジェクト。

トレードオフ

  • セルフホストでは、拡張、パッチ適用、セキュリティ、ボット対策への対応を自分たちで担います。
  • 高度な検出回避と24時間のセッションは、企業向け機能です。
  • Scaleでは利用料に加えて、比較的高額な月額プラットフォーム料金がかかります。
  • ブラウザーAPIだけでなく、エージェントや決まった手順の自動化処理を用意する必要があります。

他のサービスとの比較

インフラの移行しやすさとセルフホストを重視するならSteelが候補です。Browser Use、Claude computer use、OpenAI computer use、Gemini computer use、独自のブラウザーコードの下で動作し、ブラウザー基盤をモデルやエージェントフレームワークから分離できます。

主な代替候補はKernel、Browserbase、Hyperbrowser、Anchor Browser、Notte、Browser Useです。同じ認証フロー、リージョン、プロキシ方針、成功基準、再試行の予算で比較してください。タスク、ブラウザー、モデル、ボット対策の条件が異なる場合、各社が公表する速度や成功率はそのまま比較できません。

プライバシーと本番運用の確認事項

Steelは、セッションのリプレイ、プロファイル、認証情報、ファイル、プロキシ通信、ログ、ブラウザーツールの出力を保存できます。セルフホストではインフラをより細かく管理できますが、暗号化、アクセス方針、データ削除、観測データの管理は引き続き必要です。Steel Cloudの保持期間は、プランに応じて7日、14日、または個別設定です。

ドメインの許可リスト、最小権限の認証情報、短いセッション有効期間、ユーザーの明示的な同意、影響の大きい操作に対する人の承認、監査可能なタスクログを用意してください。ブラウザ自動化では、サイトの利用規約、適用されるrobotsポリシー、プライバシー法、レート制限を守る必要があります。対応APIで必要な機能を実現できる場合は、APIを優先してください。

導入の判断

オープンソースでセルフホストできることが必須で、ローカルとマネージド環境で同じ形のSDKを使いたい場合に、特に魅力的な選択肢です。

公式資料

対応モデルとデータプライバシー

対応モデル

  • Model-agnostic browser automation
  • Computer-use models through supported integrations

プライバシーとデータの取り扱い

Steelは、セッションのリプレイ、プロファイル、認証情報、ファイル、プロキシ通信、ログ、ブラウザーツールの出力を保存できます。セルフホストではインフラをより細かく管理できますが、暗号化、アクセス方針、データ削除、観測データの管理は引き続き必要です。Steel Cloudの保持期間は、プランに応じて7日、14日、または個別設定です。

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製品の更新情報

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出典と確認記録

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